日本の名探偵ランキング(2)
日本の名探偵について書いてみようという記事その2は、テレビでおなじみの江戸川コナン、杉下右京、十津川警部です。
4.江戸川コナン
漫画・アニメ「名探偵コナン」シリーズに登場する探偵。
コナン君についての知識がなかったため、工藤新一という本名を知りませんでした。
ドラマ化されたこともあるみたいですね。
- 高校生
- 父が有名な推理小説家
- 「日本警察の救世主」と呼ばれる
- 「平成のシャーロック・ホームズ」と呼ばれる
- 「死神や疫病神に取りつかれている」と言われる
設定はもともと高校生なんですが、ある事件がきっかけで「黒の組織」に毒薬を飲まされてしまい副作用で子供の姿になってしまった、と。
これも初めて知りました。そして事件解決が目的ではなく、自分の姿に戻るために黒の組織を追っているというのが真の目的のようです。
江戸川コナンという名前は、有名な探偵を生んだ江戸川乱歩とアーサー・コナン・ドイルから合わせて咄嗟に名乗ったことが由来とのこと。
本名の工藤新一も「探偵物語」の松田優作演じる主人公の名前から採用したみたいですね。
出演作品:「名探偵コナンシリーズ」
5.杉下右京
人気ドラマ「相棒」に登場する主人公で、俳優の水谷豊演じる警視庁特命係係長。
警察の人物で階級も警部ですが、探偵のような推理を働かせて事件を解決するというスタイルですね。
そのためドラマ中では「和製シャーロック・ホームズ」などと呼ばれたことがあるようです。
杉下右京の人物像
- 「天才」と呼ばれる
- 東大法学部卒
- 警察庁のキャリア
- 離婚経験者
- 推理小説を書いたことがある
- 拳銃は持たない
杉下右京の特徴は何といっても話し方だと思いますね。
言葉は丁寧ですが、やや早口でまくし立てるように話し、独特のテンポがあります。
聞く側の理解が微妙に追い付かないような回転の速さがあるので、ただのエリートやスマートな男ではない偏屈さを感じるんですよね。
水谷豊の演技が上手いということなんでしょう。
右京の強烈なキャラクター故に部下がついていけず、特命係に配属された者は次々に辞めていってしまうという設定がありますが、清廉潔白さのある右京の下よりももっとひどいところはたくさんあるはずなのでそんな簡単に辞めてどうするとツッコミたいですね。
警察の人物ですが、状況によっては独断で犯人に自首を勧めたり見逃したりすることもあります。
このあたりは金田一耕助などの名探偵と同じように「真実の追求」を一番の目的にしているということなのかもしれません。
出演作品:「相棒シリーズ」
6.十津川警部
作家西村京太郎による推理小説に登場する警視庁刑事部の警部、フルネームは十津川省三。
西村京太郎の推理小説は電車を使用したトリックで有名ですが、その電車トリックシリーズの主人公と言えるのが十津川警部です。
探偵ではありませんが、推理小説に登場して事件を解決するということでやはり探偵のような役割を果たします。
いつもコンビを組むのが部下のカメさんこと亀井刑事。
十津川警部シリーズはいろいろと映像化されていますが、最初のコンビは十津川警部を三橋達也、亀井刑事を愛川欽也が演じる土曜ワイド劇場でした。
近年では十津川警部を渡瀬恒彦、亀井刑事を伊東四朗が演じるコンビが最も知られているかもしれませんね。
- 年齢は40歳
- ノンキャリア
- 既婚者
- 階級は長年警部のままであり、出世は気にしていない様子
- やや小太り
- 殺人犯に手を撃たれたことがある
探偵を本業とする主人公のようにあまりぶっ飛んだところはないみたいですね。
捜査手法は思考するよりもまず動いてから、疑わしい人物には何度も面会して反応を確かめる、ということが多いようです。
名前は主人公の名前を考えていた時にたまたま見ていた地図で目に留まった「奈良県十津川村」が由来とのこと。
ちなみに西村京太郎の小説では現実に近い存在の探偵がしばしば端役で登場して殺されることがあるのですが、十津川警部自ら動けない時に個人的に依頼する元刑事の橋本という私立探偵もいたりします。
出演作品:「十津川警部シリーズ」